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「小林がやってた仕事を任されたんだ。それは事実。だから取ったってそう思われても仕方ないな･･･。でも、あいつのデータだとかは一切使ってない」
なんだか裕の表情は
話をする前よりも晴れていて、
何かが吹っ切れたような笑顔だった。
でも…
「小林は…そうは思ってないみたいだよ？」
「別にいいよ」
やっぱり穏やかな表情でそう言い切る。
裕は昔からそう。
人はひと。
周りからどう思われてるとか気にしないし
多くも語らない。
きっと小林にも弁解する必要はないって
いうことだろうか…
でも、時にその感情が冷たいって思うときもあるし、
もっと言葉とか態度に出してほいしときもあるのに…
「麻衣は？」
「えっ？」
「どう思う？」
私は…そうだな…。
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