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「今日は…どうもありがとう」
私の営業先なのに、ほとんどしゃべってもらっちゃったし･･･
営業先から出て、苦い思いでそう言うと
「とんでもないです…」
って軽く頭を下げた門田さん。
「もしよかったら夕食、食べて帰らない？」
お礼をしたい気持ちと、
なんだかもっと門田さんと接してみたくて、
食事に誘うと、彼女は穏やかに微笑みながらコクリとうなずいた。
｢何か食べたいものある？｣
私の質問に“ん～”って考えながら
｢…じゃぁマッ○とか…ダメですか？」
えぇ？
マ、マッ○？
ハンバーガー？
夜ご飯に？
いや、私の財布は喜んでるけど、
もう少しファミレスとか
居酒屋でもいいのに…
もしかして遠慮してるのかな？
「ほ、本当に？」
「はい…今、凄くポテトが食べたくて♪」
目を細めて嬉しそうに言う彼女を見て本気なんだ…って思ったら
私たちはマッ○を目指すことにした。
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