第1章
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便所の中は、悪臭に満ちていた。 虫の死骸があちこちにあり、1つしかない蛍光灯は、点いたり消えたりした。 俺は、例の男子トイレに足を踏み入れた。 噂通り、白骨化した死体がぶら下がっている。 俺がトイレに入ると、自然に扉が閉まり、鍵がかかった。 俺は、死体を意識しながら、ズボンを下ろして、便器についた。 隣の骸骨が動いて、話かけてきた。
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