第二章

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久しぶりにお邪魔したお兄ちゃんの家。 少々落ち着かないでいると「コーヒーでいい?」とキッチンから声がした。 「あっ、うん」 慌てて返事をしソファーに座っていると、ジャケットを脱ぎネクタイを緩めた格好でコーヒーと簡単なお菓子を出してくれ、あたしと対座し煙草をくわえた。 「それって夢愛学園の制服だろ?」 「そう、制服可愛いでしょ!」 憧れだった制服。この制服を着るため頑張って勉強した。 そのかいあって見事合格し制服を手にした。 頑張り手にした制服を誉められ嬉しくなり、ソファーから立ち上がりクルッと回って見せた。
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