第一章

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『大きくなったら○○くんのお嫁さんになる』 小さい頃の他愛のない幼い約束。誰でもあるはず。 女の子だったらなおさら……。 恥ずかしながらあたしもそんな他愛のない約束をした一人だ。 彼は優しく微笑みながらあたしの頭を優しく撫でながら屈み込む。 「…………―――」 彼の言葉はけたたましい電子音に消され、あたしは懐かしくて甘酸っぱい夢から現実へ引き戻された。
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