第三章

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そして1月も中旬になると正月気分もすっかり抜け、いたって普通の日常に戻っていた。 そんなある日。ミーティングで新規担当の一人としてあたしが候補に上がり即日決定。 翌日、上司と共に新規取引先へ出向き初顔合わせをすることになった。 「よろしくお願いします」 緊張しながら名刺を交換し相手の名前をみて驚いた。相手も同様だったらしく名刺からあげた顔が驚いていた。 そして滞りなく初打ち合わせが終わる頃、上司は掛かってきた電話を持ち部屋の外へ行ってしまった。 室内に二人っきりになった途端、相手は突然笑だした。
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