第三章

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そんな偶然の再会から10日後。 携帯に電話があった。 夜、指定された店に行くと彼はそこにいた。 「待った?」「今来たとこ」的な定番な会話をし席につき、再会を祝しグラスを合わせた。 「瑶子と酒飲む日がくるなんてな」 彼はジョッキを傾け口元に付いた泡を指で拭い笑う。そして最初の一杯をあっというまに飲み干し料理がくる前に追加注文。 「そういえば瑶子、付き合ってる人は?あっもしかしてもう結婚してるとか?」 彼は二杯目を口にし笑って聞いてきた。
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