第三章

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あれから何度か食事に言ったり呑みに行ったり。彼との距離は一気に縮まっていった。 そして指輪のない彼に、あの頃感じていた淡い想いがよみがえるまで時間はかからなかった。 「今日ひま?」 偶然の再会から2ヶ月後の昼休み。さっきコンビニで買ってきたサンドウィチを頬張っていると、彼からの電話。 昨日の打ち合わせ資料に何かミスでもあったかな? 仕事モードで出た電話にプライベートな質問をされ拍子抜けしてしまった。
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