第三章

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「お前いつもそうなの?」 聞こえた声にビクッとし声のした方を見るとネクタイなしのワイシャツ姿の彼がいた。 「ここ……」 「俺んち」 そう言いながらベッドに近づいてくる。その姿を目で追ってハッとし布団の中を見た。 「なんもしてねーよ」 彼は布団の中に顔を突っ込むあたしの頭を持っていたペットボトルで叩き、そのペットボトルを差し出してきた。 それを受けとり口にすると「重かった」と上から声が降ってきた。
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