第三章

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「ったく、無駄なとこばっかり成長しやがって……」 重かったと言われショックを受けると同時に、無駄な成長を遂げた胸元を隠すように赤面する。 「でも成長したのは外見だけだな。寝顔も昔のまんまだし、飲み方も知らない。中身はお子様のままだな」 呆れた様なその言い方にカチンときた。 「いつまでも子供扱いしないでっ」 「大人扱いされたかったら酒の飲み方ぐらい覚えろ。ったく」 その言葉に返す言葉もなく唇を付きだし拗ねる。
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