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俺は自分の朝ごはんを食べながら、ベッドに座るクロノスの様子を確認する。
彼女は俺が出したコーヒーを優雅に飲んでいる。
因みにさっきコーヒーで火傷していた。
「その視線はなんですか?」
「いや、コーヒー溢されたのどうしようかなって思って」
「仕方ないでしょう? 熱かったんですから」
少し頬を赤らめて反論してくる。
まあ新しいシーツをくれたからその辺はいいけどさ。
「で、俺のところへ夜這いしに来た理由は?」
「夜這いじゃないです!」
俺は窓の外を見る。
……まだ日が昇ってない時間に、わざわざ乗り込んできたんだよな。
「貴方の手伝いをしようと思って」
「人界に干渉したらダメなんじゃないのか?」
ため息をつきながら俺は横目で見る。
前例があるから少しその提案には抵抗があった。
「大丈夫ですよ。ちゃんと許可もらってるので」
神界から俺の状況を見ていたらしい。
そう取れるような言い方をして説明をし始めた。
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