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「実際問題それがどう関係するんだ?」
「私が作ったこの空間に入った時と、出たときは同じになります」
「つまり修行できないと」
精神と何とかの部屋みたいな芸当はできないってことか?
適当に言ってみたが、正しいようだ。
「その通りです。魔力の増減は起こりませんし、疲れることもありません。長時間いれば精神的には疲れそうですが」
「なるほど、でも思うんだがそれだったら想像魔法の練習できなくない?」
クロノスは微笑む。
つまり俺の意見は的外れということらしい。
「想像魔法というものは基本精神力のみで行われるものです。魔力以前の問題です」
まあそれはそうだ。
だから魔力を消費しないのだ。
「因みに時間が止まっているので、死ぬこともありませんよ」
「え、マジで?」
「つまり、ここで拷問を行うと……」
一瞬で永遠に地獄を見ることになる、と。
なんか渦巻忍者の漫画であった気がする。
「精神も疲労しなければなおいいんだけどな」
「そこまでは甘くないですよ」
クロノスの説明では、この空間には外と同じように魔力の粒子があるようだ。
というかない空間は存在しないようだ。
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