第1章

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「貴族会?」 「ああ。この学校には、そういう名前の秘密の倶楽部があって、選ばれた者しか入れないんだって。」 「中で何やってんだ?」 「わからん。でも何か凄い事、やってるらしいぞ。」 信郎は興味をそそられて、石川と別れた。 秘密の倶楽部。 名前が、貴族会。 選ばれた者しか入れない。 信郎の家は、差別部落にあって、幼い頃から、何でと思うような、差別を受けてきた経験がある。 だから、人一倍、貴族会に興味を持った。 もし仲間に入れれば、自分もエリートの一員になれる。 信郎は、あちこちから、貴族会についての情報を探った。 そんなある日、信郎のロッカーに、一封の手紙が入っていた。
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