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「…さて、いつまでそこにいる気だ」
不意に士が木陰を見遣る。
そこから現れたのは
「天道、総司…?」
紛れもなく、天道総司その人だった。
「…お前に用があった訳じゃない。俺が用があったのは…コイツだ」
こちらを指さしたことに面食らう。いったい何の用があるというのか。
「サソードゼクターをもらっておこうか」
「…!」
俺がサソードの力をもらったことを既に知っている。ついさっきの出来事を何処かで見ていたのか。
「盗み見とは、いい趣味してんな…悪いが今この力は渡せねぇな!」
「力ずくというわけか…いいだろう」
『『Set up!』』
「士は手を出すなよ…」
「いいだろう…」
「「変身」」
『チェーンジッ!仮面ライダー!リベル!』
『チェーンジッ!仮面ライダー!カブト!』
『HENSHIN!』
リベルとなって、カブトとなった天道の前に立つ。
『はっ!』『ふっ!』
強烈なパンチの応酬。
お互い、怯む様子は微塵もなかった。
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