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急いでオフィスに戻るも、麻衣の姿は見当たらなくて
「明石！朝倉は？」
｢いえ、まだ戻ってません｣
ったくどこ行ったんだよ。
「携帯に掛けてみます」
｢あぁ…至急戻るように伝えて」
それにしても、どうしていきなり契約解除なんて…。
麻衣はその理由を知っているんだろうか。
今、この場にいないことと、関係はあるんだろうか。
まさか、一人で話をしに行ったなんてことは･･･。
「あの…携帯出ないです」
「えっ？わかった、ありがとう」
でも、昼飯にしては遅すぎる。
ないとは思うが一応確認をしておこうと一枚の名刺を手に取った。
契約の話しも、
改めて部長と行かなくてはならないし。
｢○▲ｱﾄﾞの望月と申しますが原口部長お願いします」
「原口はただいま外出しております」
｢何時頃、戻られますか？｣
｢申し訳ございません。
本日、戻りの予定はございません」
「そうですか…じゃぁ結構です」
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