素直な気持ち

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「お前このカクテルの名前の由来って知ってる?」 「由来?ううん、知らない」 「あっそ…知らないならいいや」 そう言って裕は手をヒラヒラと動かした。 えぇ…なによ… 教えてくれる気はないわけ? 裕は“うめぇ~”って言いながら、それを一気飲みしてる。 っていうか、そんなに飲んで本当大丈夫? 最後のカクテルを飲み、会計を終えて、 席を立った瞬間フラッとよろけた裕。 もう…しょうがないな… って思いながら、 裕の体を支えようと腕に手を絡めた。 そんな私を見下ろした裕は“大丈夫だよ”って絡めた手を抜くと、パッと肩を抱き寄せてくる。 腕を組むよりも、 グンと近くなった距離に やっぱり私の心臓は音を立てた。
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