第1章

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お母様が家を出ていった日 ミミマはまだ4歳でした お父様は凡そ84~87歳で、おばあちゃんは47歳です ミミマは思います 「何かがおかしい」 と… あり得ないことではないですが、まだ幼いミミマには家族という概念が揺らぐレベルで大変なことです 通常お父様よりおばあちゃんの年齢が若いことはほぼありません ミソッタの家もおばあちゃんの方が老いています レミンジア・ララマのおばあちゃんに到っては、もう そろそろ召されそうな老い様です 14回目の誕生日を迎えた3日後のこと ミミマはミソッタと深い森の中へ行き、そのことについて語っていると ミソッタが急にハァハァと息を荒げ始めた為 何かしらの持病の発作が出たのだと思い 「急いで人を呼んでくるね」 と言ってすぐに向かおうとすると ミソッタは 「いや、良いんだ」と言いやがる 「どうして!?すごく苦しそうだよ!!」 幼くクリクリした目をしたミミマが前屈みで心配そうに言いますがミソッタは 「苦しくなんかないよ…いいから二人でいよう」 と何故か同じく前屈みになってそう言い出す始末 ミミマは10年振りに思います 「何かがおかしい」 と… ミミマは察しがついていないが、とりあえずおばあちゃんにいただいた護身用の"鋭利な小刀"に手を掛け (これっていつ貰ったヤツだっけ?) と思い出しつつミソッタを見据え (変な挙動を見せやがったその時がキサマの最後だ) と人間が出せる範囲で最大と言われる殺気を一人の男に向け放ちました するとミソッタは 「そこに持っていやがったか…」 ミミマ 「!?」 ミソッタ 「ここはオオカミがよく出るんだ少女の死体1つ落ちてたって不思議じゃあない」 ミミマ 「ミソッタ…あなた…」 ミソッタ 「そうだ!おれはお前のその王家より伝わる伝説のこがた…」 ミミマ 「後ろにヒグマ「ミソ:えぇーーΣ(´□`;)!?」」 ヒグマ婦人のそのセクシーな指の切っ先が醜く歪んだ少年の顔にあと数センチの距離に近づいた時、ミミマは思いました ミミ:( この距離この角度で刺さった場合間違いなくヤツの汚ならしい血飛沫が私のキレイな顔にかかる) そう考えた結果、ミソッタの服を掴み引っ張って距離を離したと同時に最大級の殺気を凝縮して作り(練り)上げた邪悪な玉を熊に向けてぶん投げました 結果…
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