プロローグ

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そんなこんなで放課後… え?手抜き? なんの変哲もない高校生の日常なんて、そんなもんでしょ! 私はミケと一緒に帰宅していた 「今日も先生熱かったねー」 「ほんと、熱すぎだよ… 軽く5分は語って、毎度お馴染みの決め台詞 あの有名な先生達のまえに校長先生に怒られちゃえ!って感じだよね」 帰宅中の私とミケの会話内容はもっぱら一現目の、例の長話の件。 悪い先生じゃないから、嫌な空気の陰口にはならないのが不思議だ 学校の七不思議の一つに… は流石にならないか、うん。 「じゃあアキ!また明日ね!」 余計な事を考えながら歩いていたらいつの間にか、いつもミケと別れる場所に着いていた 「うん!また明日ね! 一現数学じゃないけど、寝坊しちゃだめだよ?」 「約束はできない!!」 などと軽いやり取りをして、ミケと別れる ってミケ、しっかりしなよ… 苦笑気味に手を振り、我が家に向け歩き出した私は 暫く歩いた突き当たりをいつも通り右に曲がり、そして
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