真白学園腐女子の会

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次の日、放課後。 放課後だけど、けっこう人が残っていて賑わっている。 全ての部活に活動報告があるからか、練習に熱が入っている…気がする。 そういえば、ここって部活多いんだなぁ…って、目的地へ歩きながら思った。 演劇部とか、軽音部とか。文化部もそうだし、運動部も何か楽しそうに遊びながら部活してる。 くるくる周りながらダンスしてるテニス部も居るよ…それ、絶対試合じゃ出来ないやつだよね? 「この時期は新しい部員募集も兼ねてるし、それをアピールするのに必死だな」 「そうなの?」 「功績もそうだし、部員入った方が部費も上がるだろ」 まあ、そうだけど。 そうだけどさ。男同士の恋愛の劇をして部員が増えるのもどうかと思うんだけど…!? ここまで奏がルンルンなのを見るのはものすごーく、久しぶりだ。 俺はちょっとゲッソリしそうだけど…可愛い女の子達と絡めるのは嬉しい。 それをいかにバレないようにするかが問題なんだよね。奏は暴力的だから。 「にしても…あんな可愛い子が…あんな残念な趣味を持ってるなんて…」 「それ以外はマトモだから大丈夫だろ。他校に彼氏も居るらしいし」 「そうなの!?」 「何、残念がってんだよ。殴るよ?」 「……………………」 クズを見るような目で怖いこと言うのはやめていただきたい…。
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