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「キスマーク…付けられる方がマシ、って言ったよね?」
「答えはNO!!」
「…………」
「すみません言いました」
そろそろ暴れ過ぎて手首が痛くなってきた。もしかしたら傷が出来てるかもしれない。
開放して欲しいけど…ブラックな笑みを浮かべる奏からは開放する気配は感じられない。
てか、完全に俺にキスマーク付けようとしてきてるよねこの人。
キスマークだけで済めばいいけど…いや、良くない。女の子からなら大歓迎だけど、男は良くない。
「あれは…アレだよ?冗談っていうか、その…」
「今この場で犯されるのと、キスマークだけで済むのどっちがいい?」
「…選択肢少なくないっすか?」
「早く選べよ」
ひぃぃぃ。何でこの人こんなに強引なの!おかしいよ!これは友達の範囲超えてるよ!
というか、これが男女間のやり取りだとしても強引過ぎるよ!何!?犯されるかキスマーク付けられるかの選択肢って!
そんなの非現実的すぎて選べないっての!
「我は開放を望む!!」
「分かった。ドロドロに甘やかしてぐちゃぐちゃに犯してあげるね」
「う、うっそぴょーん!キスマークで許してやるよ!な!だから落ち着けって!落ち着いて下さい!」
「そう…残念」
とても残念がってるとは思えないほど笑顔なんですけど…。
何で奏はこんなにも俺の扱いが上手いんだろう。何で俺はこんなにも奏の思い通りに動いてしまうんだろう。
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