飼い主の虎太郎くん。

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コタちゃんが寝てるのを良いことに、こんな事するなんて…俺って本当に理性無いよね。 今コタちゃんが起きたら殴られるのかな。怒られるのかな。それとも身を委ねてくれるのかな? どんなコタちゃんでも見たい。 いっつも真顔で…感情を見せないコタちゃんの人間らしいところを見れるなら。 「あ…、やめ…」 「……………!」 ふと、コタちゃんが可愛らしい声を上げた。可愛すぎる。 どうしよう。一気に元気になっちゃったよ俺の息子。 「コタちゃん反則だよー!もう我慢出来ないからね!痛くても我慢して」 手を止めて、コタちゃんにもう一度キスをしてから…腰を持ち上げた。 すると、ガシっと腕を掴まれる。 「ん?止めないよ?」 「かあさ……置いてかないで…」 「コタちゃん…?」 何?どういうこと?この可愛い声は…夢を見てるから? もー。 俺の興奮を返してよ! まあ、こんなので俺の高ぶったものはどーにもならないけど。 「おか…さ。やめ…置いて、ないで」 「コタちゃん泣いてるの?」 可愛い。俺が慰めてあげる。 コタちゃんは何も話さないから、俺は吉田 虎太郎って名前と、頭が良いことくらいしかコタちゃんのことは知らないけど…… 辛くて悲しい夢を見た時は、気を紛らすのが1番なんだって知ってる? 「だから、俺が…忘れさせてあげる」 持ち上げた腰を勢い良く引き寄せて、一気に貫いた。 ああ、温かい。 「どの子よりも、相性いいかもしんないよ。俺たち…」 痛みからか、それとも夢の所為なのか…眉を寄せて涙を流すコタちゃんは とってもエロくて、最高の顔をしてる。 「たまんない…」 ごめんねコタちゃん。 足腰立たないくらいに激しくしちゃいそうだ。 それくらい…気持ちいい。
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