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勝手に膨らんでいく妄想が勝手に気持ちをドキドキさせて、
チラっと裕を見ると、
目が合ったのをあからさまにそらしてしまった。
ちょっと、もう落ち着いてよ私。
はぁってため息をつくと、さっきから視線を浴びていたのはわかっていたけど、
じっとこっちを見ていた裕は、私の肩をぐっと引き寄せた。
「どうかした？」
「べ、別に!!どうもしてないよ!!」
明らかに、強気で返してしまった私に、裕は笑いを堪えながら苦笑してる。
「麻衣…」
「…なに？」
裕の肩に乗せられてる頭を少し上げて裕を見上げたら
軽く重なってきた唇。
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