素直な気持ち

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「お邪魔…します」 「どうぞ」 初めて来た裕の家に、ただただ私の口はポカーンと開く以外なかった。 っていうか、さすが“課長” どんだけ給料もらってるんだろう…。 そう思ってしまうほど一人暮らしにはもったないくらいの、高級とまでは言わないけど中級マンションで。 裕のあとについて部屋に 入ると、玄関から白いフローリングの廊下の先には、20畳くらいのリビングが広がっている。 チラッとだけ見えたキッチンは、きっと料理してないんだろうなって思うほど 綺麗すぎ。 裕はそのリビングを通過して、一つの扉を開けると私を通した。 その部屋はリビングほど 広くはないけど、 確実に私の6畳部屋の2倍はありそう。
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