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少し歩いて、見えるのは八原商店街。
その脇に八原神社に続く道があり、その更に脇に入る。
優子(……?表札、谷口って書いてあったけど…)
他人の家に入ったような気がしたが、桜子は急に足を止める。
桜子「着いたわ」
優子「……これ、貴女の家なの?」
桜子が止まったそのすぐ横には、家とは到底呼べそうもない物置部屋があった。
桜子「実はね、ここ叔母さんの家なんだ。間借りさせてもらってるの」
どうやら、無理言って住まわせてもらっているらしい。
優子「ふぅん…」
桜子「さ、中に入って?狭いけど…お茶は出せるから」
私は桜子と共に、物置部屋へと入った。
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