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ふぇ~…流石に広い
こりゃ迷子になりそう
辺りを見回しながら着いていく途中、突如イケメンさんが振り返りトンデモナイ事を言い出した
「あ、申し遅れました
私、土方と申します
名を伺っても?」
……………はい?
「え?」
「あの、だから貴方の名を―…」
「イヤイヤイヤ
……は?ちょ、え?
す、スイマセン…もう一度貴方の名を」
「はい、土方、土方歳三と申します」
ん~…なんだろう……
聞き間違い?空耳かな?
自分の耳をよぉーっく、かっぽじって……
さぁ!!わんもあぷりーず!!
「あの、もう一度…」
「え、は、はぁ…土方、です」
………………………
「えぇぇぇえぇぇえぇっ!?」
あ、やべ
チョービビられた…
「い、如何なさいました?私をご存知で?」
えぇ、はい
よぉーっく!!ご存知ですよ!?
紙の上だけですがね
くっそ、小首傾げんな
可愛いだろ
だが、しかぁーし!!
自分の知ってる土方はコレではないっ!!
あれぇ?場所間違えたぁ?
「え、と。つかぬことをお聞きします
此処は『壬生浪士組』ですか?」
「はい、そうですよ」
事実は小説よりもなんちゃら…
…頭が、混乱してきた
誰だ、メダ○ニ唱えた奴
「そ、それで…貴方の……」
ハッ
「あ、はい自分は【万里-バンリ-】と申します」
ニッコリ
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