†はぐるま†

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無尽に延びゆく轍を手繰り寄せ 其の身の髄諸共 過去へ弔い 未来を惑う果て無き駆動よ 塞いだ瞼を撫ぜる忘却は 欺瞞に汚れた静寂の中に溶けたあの日の熱情か 抗いも戸惑いも 不規則な美徳の織りなす摂理とばかりに 遥か天空に集いし歯車は謳う 錆び付いた誇りよ 悠久に色付き輝けと 水を得て尚 軋む音さえ高らかなれと image=483717953.jpg
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