利用価値

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「それで 二人とも授業中は 大丈夫だったんですか」 あたしが聞くと 「うん 完璧だよ」 佐条くんが即答 「どこがだ」 有宮くんが げんなりしていう 「どこって すべてパーフェクトに」 「お前の言う完璧は 生徒としての、だろ!! ヤンキーが模範生になってどーすんだよ」 奇しくも二人は 同じクラスだった 日頃は 目の敵として お互いを避けてきたけれど 今回は監視できるため 好都合だったかもしれない
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