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その荒っぽい雰囲気に
息を飲んでいると
「橘さん
僕から離れないで」
佐条くんが
きゅっと手を握ってくれた
「は、はい…」
あたしは思わず
顔を赤らめる
手を繋いだまま
中へ入っていくと…
「シローさん
姐さん!
お疲れさまっす!!」
「お疲れさまっす!!」
中には30人くらいの
厳ついなりをした男子が
集まっていた
「…!!」
その迫力に
あたしは思わず言葉をなくす
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