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憧れの人の
こんなキケンな姿を見て
クラクラきているなんて
あたしもダメな子かもしれない
けど
一緒にゲームを
味わってみたい気分だった
「沙奈
喉は渇いてないか」
佐条くんが
身を寄せて言う
あたしはドキドキとしながら
彼に寄り添い
「大丈夫
…けどちょっと熱いね、ここ」
と、言ってみた
彼の傍にいると
いつも心臓がはち切れそうで
体温も急上昇してしまう
「てめぇら
俺の沙奈が熱いって言ってンだ
気が利かねぇな」
佐条くんの氷の眼差しに
舎弟たちは
ビクっと震え上がり
「はいっ!!
すみません!
今なにか買って来ますっ」
「自分
姉さんを扇ぎます!!」
それぞれ慌てていた
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