殺戮ハニィポット

chapter 1 JK殺人事件(探索編)

　そんな感じで初日終了。つつがなく。テレビ置いてないのでスマホのワンセグで軽くニュースとか見てみるけど、海外で大規模なデモがあったらしくて、国内ニュースがあんまり流れなかった。むー。こんな時に限って。まぁ、高校生なら世間の情勢にウトくても多少はごまかせる……かな。
　眠りにつく直前にスマホの中をチラ見する。どうやらSNSの類は何も入れてない。そっち方面には興味がないという設定なのか、お嬢様学校だから禁止されてるのか。後者かもな。そんなことを考えて充電ケーブル挿しておく。
　頭の中で逆算して、目覚ましをセット。遅刻はマズイので30分の余裕を見ておく。
　押入れを開けてみると、やっぱり改造してた。と言っても、横に突っ張り棒渡してあるとか、その程度だけど。プラスチックケースに部屋着になりそうなジャージを見つけて、それをパジャマ代わりにする。
　ベッドに入って目を閉じる。最初の夜はいつも爆睡。慣れて来たとはいえ、やっぱりそれなりに疲れているのだ。