第二話

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六歳の時同じ時期に施設に預けられた 俺達はすぐに仲良くなった 同い年って理由もあるけど 俺達2人は施設の大人達に嫌われていた だから次第に一緒にいるようになったんだ 大「部屋を片付け終えないと お外で遊んじゃいけませんからね」 ここの施設は四人で1つの部屋を使う 俺達だけの部屋じゃないのに 片付けはいつも俺達二人だけだった 龍「なんでみんな僕たちに冷たいの?」 優「…わかんない」 …本当は小さいなりにわかってた 明白な理由なんてなくて 最初は日頃のストレスを丁度いい所にいた 俺達に当たっただけ それから俺達に当たることが当たり前になって 他の人にまで伝染していった 優「我慢しよう」 龍「…うん」
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