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「あ、ああん、やぁっ、も、今………――っああああん」
痙攣を繰り返す身体に欲の塊が入り込む。
ならされた蕾は花弁を開いて受け入れるも、熱い欲情は呑み込むにしてはあまりに大きい。ティルアの内側を擦りながら奥へと突き進む。
「あああぁっ! ひゃあああん、溶けちゃうよぉおお……あああん、あぁん」
「っ――ああ、ティルア……はぁっ、はぁっ…俺も、俺も気持ちいい……!」
くちゅくちゅと淫らな音が静寂な空間を冒していく度に、重なり合う身体が互いを求め合うように揺れる。
「ああっ、アスティス……アスティスっ……!」
「ティルア、こんなに乱れて……くっ、腰をそんなに振って――」
緋色の瞳に浮かぶ熱が身体をとろとろに溶かす。伸ばした細腕は彼の背に回り、甘く爪を立てる。
大きく開かれた大腿の付け根から溢れる愛液がツッと長く伸びていく。
悦に入ったティルアは身体の疼きが求めるままに腰を振る。
「気持ちい……ああん、ああ、きもちい……よぉ」
口許に光る線が落ちていることなどティルアは気付いてもいないだろう。
初めて見る理性をなげうって劣情に染まるティルアの表情に彼はふっと口許を緩ませた。
「いいよ……もっとよくしてあげる。
君の身体が満足するまで」
アスティスの腰が奥へと一気に進んだ。ぐちゅっと音が一段と大きくなるも気にせず、彼はティルアの内部の弱い場所を一気に突き上げる。
「ひぁああああん!
ああん、だめっ、またっ……
またいっちゃ――」
快感の高波に拐われ、ティルアの身体は再度の快楽を越える。
小刻みに震えるも、彼は動きを止めるどころか緩急をつけた腰の動きは速度を上げていく。
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