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会長は満足げにニィーッと唇をあげて微笑んだ。
「俺の美しさにも惑わされちゃうかもしれないけど、生徒会敵にまわすことないように。薔薇色のハイスクールライフおくりたいよね?ふふふ…生徒会からは以上。
次は部活動の紹介だよ。体力有り余ってるの多そうだから、楽しみだね。さあて、勧誘活動開始!」
その言葉を合図に、後ろに座っていた2・3年生が立ち上がり、一斉に駆け寄ってきた。
驚いた1年生は逃げ惑い、捕まったヤツから2・3年生に揉みくちゃにされていく。
中には左右から腕を引っ張られてるヤツや、隅に引き摺られていくヤツ…
入部が決まったヤツには、背中に部の名前が入ったシールが貼られる。
「まだ時間は15分あるよ。上級生、頑張れ!いいのゲットしろよ」
なんなんだ、この学校は…
「君!農業部に入部しないか!」
「の…農業ぉ?」
髭を生やし大きな先輩が俺の腕を掴んだ。
「よし、入部決定」
「な…なあぁぁぁ!!?なんでぇぇ?」
背中にシールを激しく貼られ、俺は吹っ飛ばされてしまった。
(む…無法地帯なの!?)
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