晴天ナリ( ̄ー ̄)

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「典孝、何部に入ったんや?」 廊下を共に歩く徹平は俺の背中を覗く。 「の…農業部…」 「ぶっ…似合わんな。花も植えたことないやろ?」 「小学校の朝顔や学級畑以外ないよ…。大きな先輩に捕まっていきなり貼られちゃったんだよ」 「あれくらい、逃げらんかいな」 (逃げ…られたの?あの中を…) 驚いている俺に『ここ使わな』と頭を指差す。 「『もう決まってます』言うたらよかったんや。先輩らも必死やから諦めて次探すがな」 「そうか、考えもしなかったよ。でも、毎年あんなことしてるの?」 「さあ、去年はしたようには聞いてへん。あ…」 階段の上でいきなり俺の制服を引き寄せ隠れ『しぃー』と口に指を立てた。 「な…なに?」 「しぃー…黙って聞いとり」 俺は自分の手を口にあて耳を済ました。
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