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「無礼者ぉぉぉ!!!そこになおれぇぇ!」
“ガキッ!”
最初に笑った奴につられて何人かが吹き出した途端、鬼瓦のようにいかつい顔のオッサン達が、鉄パイプの両端に握り拳がついた奇妙な棒でいきなりそいつらを殴り飛ばした。
「愚か者がぁぁ!貴様らはあの校長のありがたいお姿をなんと心得るかあぁぁ!!」
「ましてや、あのように深く心に染み入るお言葉を賜りながら、何を考えとるかぁぁ!!恥を知れ恥をっ!」
(いや…それはそっくりそのままあんたらに返したいわ…)
鬼瓦みたいなオッサン達は、各々滝のように涙や鼻水を流している。
「貴様らはこの度の校長が御召しになっておられる『蒲生氏郷公鯰尾兜』を知らぬのか!」
「知るわけねえだろ、ゴルアァ!」
「コスプレ好きなジジイが似合いもしねえのを着てんじゃねえぞ!」
今、わめきまくってる新入生は、きっとそれぞれの中学時代は、過激で荒々しいものだったであろうと想像できそうなやつらだ。
先公だろうが、警察だろうがクソ食らえで来たんだろう。
日本の法律のおかげで助かった部分も多かったはずだ。
しかし…
「貴様ぁぁ!校長を愚弄するとは言語道断んんんっ!!」
ソイツらはオッサン達に押さえつけられ、黒装束の忍者みたいな奴等に連れていかれた。
こんな体罰アリなの?
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