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チナの適性検査が終わったようだ。
「どうだった?」
「うん。私、もともと回復魔法の適性もあったんだけど、それだけじゃなくて索敵魔法の適性もあったの。」
「へぇ。それじゃあ、"クラス"は『ヒーラー』か『オブザーバー』かな?」
一言に"魔法使い"といっても十人十色である。
炎や氷を操る者もいれば肉体を強化し、防御に徹する者。あるいは回復など補助に回る者。
その適性ごとに"クラス"…職業が設定されている。
チナは応える。
「ううん。まだ決めてないの?ところで星空さんは?」
「俺はまだなんだ。何か詳しい検査をするみたいでさ。」
「そうなんだ…じゃあ私、待ってるね?」
「うん。」
それから少し経って精密検査の準備が整った。
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