第1章

13/13
前へ
/13ページ
次へ
その中で、こうして抱き合うことを決めたのだから、もう、この腕から絶対に離れない。 相手を傷つけないようにと、大事なことを言い逃れて来たわたしは、これからはもっと強く自分を持たなければいけないことを学んだ気がする。 涼がいれば大丈夫だ。 唇に涼を感じながら、腕に力を入れて、愛しい涼にしがみついた。 Fin
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

76人が本棚に入れています
本棚に追加