第1章

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「でもあいつ、沙都ちゃんの変わりでいいから傍に居させてくれって泣いてしがみ付いて来てね。そんなあいつ見て……ちょっとキュンと来た。悪いヤツだろ?女泣かせてさ」 青木クンのマネージャーとの話がどこまで本当なのか分からないけど、そんな話をして、わたしが離れやすいようにしてくれたのは事実だった。 青木クンは、本当に優しい子だ。 こんな形で裏切ったわたしに怒りもしなかった。
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