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それから青木クンの病院を後にして、二人で自宅へ歩いて帰った。
その間も、涼はずっとわたしの手を繋いでくれていた。途中、ファーストフード店の看板を見るなり
「俺、腹へった。お前も、なんか食えよ」
「うん」
ファーストフード店で、ハンバーガーを食べて、また、二人で歩道を歩き出
した。
わたしの手はずっと涼の手に包まれている。
「涼……今日は、診察料とかお金いっぱい使っちゃったね」
「うん。まあ、今度借りを返してくれればいいから」
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