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「やはり養子に「はい、お土産ありがとうございました!どうぞお帰りください!」」
余計なことを言おうとしたので、ミハイさんをぐいぐい押し出した。
「いずみー、あのね、あのね、夕べ誰か来たよ?」
「え。」
カウンターの上にやじろべえを乗っけて遊びながら、まりちゃんが教えてくれた。
「誰かって・・・」
「んー・・・わかんない。お店の外だったし、初めての人ー。」
「・・・それって・・・」
「当分店を出すな、泉実。」
やはりミハイさんも警戒したんだ。
うん、俺もドキッとした。
夕べは店が定休日だったから、ヤタもいなかっただろうし。
いや、いかんいかん、普通の人間かもしれないじゃないか。
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