イベントは何が起こるか分からないから気を付けろ

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教室に着いたのだ!何か、緊張してきた(笑) 「じゃあ、ちょっと待っててね」 そう言って、杉ちゃんが入っていった直後、黄色い声と言うなの悲鳴が聞こえた。ちょ、うるさっ!ほら、京ちゃんもしかめっ面してるよ!おこだよおこ! 「きゃーっ!杉山先生抱いてぇー!」 「うぉおお!抱かせろぉおおお!」 「早く総受けになれぇえええ!」 誰だ最後の。ぜひ、友達になろうず。 「昨日話した通り、今日は転校生を紹介するよ」 そして、杉ちゃんのスルースキルはんぱないんだぜ。 杉ちゃんに呼ばれたので逝ってきます☆ 「うぉおおお!可愛いぃいい!」 「きゃーっ!かっこいい!」 「受けか!?攻めか!?どっちもいける!」 次に京ちゃんが入ってくる。 「うわっ…なにあいつ。オタク?キモッ」 「萎えるわー。自分の姿みてから出直してこいよな」 「うぉおおおおおお!王道転校生ktkr!!」 だから最後のやつ、マジ誰だ。出てこい。萌えを語ろうぜ。 まあ、まずはその前に… 「転校生の神崎遥でっす!転校生したばっかで何も分からないから良かったら色々教えてくださいね?仲良くしてください。よろしくお願いします!……なんて、言う分けねぇだろボケ☆」 ザワッと教室が騒がしくなる。まあ、爽やかだと思ったらいきなり豹変しましたからね。わざとですけど。 「なにあいつ!かっこいいと思ったら性格最悪じゃん!」 「調子乗ってんじゃねぇぞ!」 「フラグか!?フラグなのか!?」 最後のやつ、ちょっとお口チャックしろ。 「俺は見た目だけで判断するような奴と仲良くしたくなんかない。京ちゃんは確かに根暗なオタクに見えるかもしれない。でも、それは外見だけがそうみえるだけで実際はそうじゃない。話してみないとわからないこともあると思うんだ。だから、どんな奴なのかすぐに決めないで欲しい。さっきはあんなこと言ったけど、俺は皆と仲良くなりたい(特に最後のやつと)。…分かってくれると嬉しいな」 シーンと静かになる教室。何だか気まずくなって京ちゃんに視線を向けると、目があって微笑まれた。え、可愛い。キュンときた。
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