プロローグと言えば自己紹介

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チュチュン 雀の鳴く音。 降り注ぐ朝日。 もう朝か…朝日って眩しいんだねっ☆ ってそんなことやってる場合じゃない!! 今日から学校だったの忘れてたぁあああああ!!! 俺の名前は神崎遥。 女みたいな名前に女みたいな顔で小さい頃はよくからかわれてたな…なんてそれはどうでもよくて! 俺は今、最大のピンチに陥っている。 今日から俺は王道学園に通うことになっている。 萌えの為に頑張って勉強して何とか特待生として入れたわけだが… 昨日はずっとやりたかったゲーム(BL18禁)を買えてテンション上がって徹夜でやっていたため起きるのが遅くなり、集合時間に間に合わないってことだ。 つまり、遅刻☆ ぬわぁああああっ!なんてこったぁああああ!! バカバカ!俺のバカ! 転校初日で遅刻とかあり得ない! 腐男子ってことはバレないように真面目キャラで通そうと思ったのに! 「遥~!あんた、時間大丈夫なの?」 「姉ちゃん!」 バタバタと準備をしていたら、いきなりドアを豪快に開け放ったこの女は俺の姉。腐女子だ。 俺が腐の道に染まったのもこの姉のおかげだ。感謝してます。 って、今はそんなことどうでもいいっ!
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