39人が本棚に入れています
本棚に追加
一言いいですか?
「「門でけー」」
ん?およよ?
えーと、今の状況を説明すると…
あのあと、遅刻は免れないと分かってはいたけど、急いでここ王道学園にやってきたわけだが。
目の前にある門のでかさにびびって、それと同時に感動して(王道通りだから)つい、はしゃいでしまったら何と人がいるではないか。
だ、誰だろ?もしかして、王道転校生くん?王道転校生くんだよね?
だって、ボサボサの髪(どうみても鬘)にビンゾコの丸眼鏡。
これもう絶対王道転校生くんだよ!
うはー!キタキタキター!!
まさか、初日に会えるとは思わなかったけど、遅刻してラッキー!
「ねぇ、君もしかして、(王道)転校生?」
「?おう。お前も?」
そうなんです!実はなんやかんやあって新学期に間に合わなくて途中編入みたいな形になったのだ。
最初からじゃないとか、すげー嫌だったけど、王道転校生くんに会えたから今、思えばほんとラッキーだったかも。
「うん、そうだよ!よろしくね☆」
「よろしく。俺、島田京介。お前は?」
「神崎遥だよ!気軽にはるって呼んでね」
「ん。ハルな、俺も京介でいい」
おー!どうやらこの王道くんはうざい系ではないみたいだな!よくあるじゃん?いきなり名前呼びとか下手くそな敬語とか迷惑かけまくるうざい系の王道くん。
それも萌えるけど、これはこれでいい!
むしろ、うまい!もぐもぐ。
「じゃあ、京ちゃんって呼ぶね!」
「お、おう」
よーし!王道くんと仲良くなれたしこれからは近くで萌えが見れるぞー!グフフ
最初のコメントを投稿しよう!