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「さて、京ちゃん!どうしましょう!」
「何が」
あら嫌だ京ちゃん冷たい!!でも、そんなとこも好きよ☆
「どうやって門の中に入ればいいんでしょうか!!」
「……さぁ?」
さぁ?って京ちゃんそりゃないぜ…
二人して門を見上げる。
相変わらずデカイ門があるだけ
ちょっと奥さんどういうことなの!
門を開けなさいよ!おこ!
「むむむっ、こうなったら…門をよじ登るしか…」
ピンポーン
ほへっ?
正に門をよじ登ろうとしていた時にその音は軽快に鳴り響いた。
「チャイムあったから押した」
「ズコーッ!チャイムあったんかい!!ビシッ」
おら、びっくりだぁ…
しばらくするとインターホンから声が聞こえた。
「お待たせして申し訳ありません。今、お開けしますね」
こ、この声は…っ!?
……誰だ?
ギギーッと音を立てながら開いた門の前に眼鏡をかけたいかにも副会長です、って感じの綺麗な男の人がいた。
いや、もうこれ絶対副会長じゃん!
「あなた方が転校生ですか?初めまして。生徒会副会長の柊夏目といいます。よろしくお願いしますね(ニコッ」
き、き、き…キターーーーー(゜∀゜)ーーー!!
これは絶対腹黒副会長だ!!笑顔が嘘っぽい!!
さあ、出番だ京ちゃん!
笑顔気持ち悪いですねって言うんだ!
そして、おらに萌を!!
京ちゃんは俺の期待を裏切らなかった。
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