第1章

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それは、高校の入学式の日のことだった。 「男子校ってなんか不安だったけど、いい感じじゃん!」 とか独り言を言いながら、一人で廊下を歩いていた。 今日は快晴、入学式日和だ。 ほのぼのとしながらふと窓の外を見ると、向かいの校舎の図書室に目がいった。 「あそこが図書室か~」 行ってみようかな。 俺はこの時そう思った。 で、本当に行ったんだ。 でもそれは、大きな間違いだったなんて、この時わかるはずもなかったんだ…
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