prologue

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「人気小説家、四ノ宮海(シノミヤ ウミ)先生原作の映画が、本日公開されます。四ノ宮海先生と言えば、プロフィール未公開で、性別も年齢も分からない謎の人物となっています。その為…………。」 大きなスクリーンでは、ニュースアナウンサーが、ある1人の小説家を紹介していた。 「あ、新作でてるよ。」 「ホントだ!買っちゃお。」 街の本屋では、その小説家の本が何冊も売れていた。 その経済効果はかなりあると言われていた。 そして。 「好きです。付き合ってください。」 そしてその頃。 ある学園校舎の裏で、 人気小説家は、 「ごめんね、俺、君のことよく知らなくて。友達でいいかな?」 告白されていた。 わけではなく、告白現場を目撃していた。
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