序章

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俺はこの先この世界で1人生きていけるのだろうか。 答えは決まっている。 彼女なしで生きていけるはずはなかった。 「なぁ。写真撮ろう?」 迅は左手に携帯を取り出した。 「うん!撮ろう。」 …カシャ 写真には頬を寄せて微笑う2人が写る。 「もう時間だよ。」 今まで幾度となく言われたセリフに涙が零れ落ちた。
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