序章

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彼女の首に両手をかける。 彼女の体が震えていた。 「迅。大丈夫だよ。大好きだもん。」 違った 震えていたの俺だった。 涙で前が見えない。 「俺も…君が大好きだ。」 震えた声で愛を謳う。 楽しかった思い出、辛かった思い出から逃避するように 握り潰すように 僕は彼女の首に力を込めて 絞め殺した。
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