第1話

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「…ウ、…き…ってば優!」 気付けば掛け布団は身体の上からなくなってた。 そして、髪が胸あたりまである女の子が俺の身体を揺すっていた。 「早く起きて優~。 学校遅刻しちゃうよ。」 「なんだよ音子じゃんかよ。 もう少し寝かせろよ。」 こいつは幼馴染みの朝凪 音子(アサナギ オトネ)。ものすごく面倒見がいいやつだ。 「なに言ってるのよ、今何時だと思ってるの?」 「7時半かな...」 「そんなわけないでしょ。8時15分だよ」 「それじゃあ、あt「ダ~メ!!」」 最後まで言う前に却下されてしまった。恐るべし幼馴染…
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