第1話

提督「…」

提督「…」

金剛「…提督ゥ」

榛名「お姉様。またこちらにいらしたのですか？」

金剛「榛名…うん少し気になっちゃたデス」

榛名「…提督…まだ…起きませんか？」

金剛「そうみたいデス…いくら呼びかけても無視するデス…まったくゥこんな可愛い秘書艦がいるのに提督は困った人デスね！」

榛名「…あの…金剛姉様も、少しお休みになった方が」

金剛「私はまだまだ大丈夫デス。それに目が覚めたとき誰か隣に居ないと提督が寂しがるデス。提督は甘えん坊さんなんデス」ﾆｺ

榛名「っ！…そうですか。困った提督ですね？」

金剛「まったくデスヨー。榛名にも心配かけさせてー。罰として起きたら間宮サンのアイス沢山買って貰うデス！」ﾑﾌﾌｰ

金剛「榛名も提督におねだりするデス！こんな可愛い妹を心配させるのは罪だからネー」

榛名「……あの！お姉様！」

金剛「ん？いきなり大きな声出してどうしたデスか？」

榛名「あの…あの、実は私は…提督は…！」

比叡「お姉様、提督は最近忙しかったから暫くは起きませんよ」ｶﾞﾁｬ

金剛「あ、比叡！霧島！２人も提督が気になったデスか？」

霧島「はい。でもこの様子じゃまだ起きそうもないですね」

比叡「まったく、姉様に心配させて。本当へたれダメ提督ですね！」

金剛「比叡そんなに言ったら提督、可哀想ネー」ｼｮﾎﾞﾝ

比叡「あ！お、お姉様もちろん冗談ですってー！そんな悲しそうな顔しないで下さいよー！」

霧島「ほら２人とも、提督の睡眠の邪魔になりますしそろそろお暇しましょう」

金剛「ううう…まだここに居たいデース…」

霧島「すぐに目を覚ましますって。さ、行きましょう」

比叡「…お姉様」

金剛「ううう…わかったデス…」

榛名「…じゃあ私は少し部屋をお掃除してから行きますね」ﾆｺ

金剛「わかったデス。先に行ってマス」

金剛「提督ゥ…また来るデース」ﾌﾘﾌﾘ

ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝ
ﾃｸﾃｸﾃｸ…

榛名「……」

榛名「うっ…ううう…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

榛名「提督、目を覚まして下さいよ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

榛名「またお姉様や妹の名前を呼んであげて下さいよ…！」

榛名「このままじゃお姉様達みんな、壊れちゃいますよ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

榛名「提督…」